本日に外出から戻りましたら「本の雑誌」7月号が届いておりました。
今回の特集は「あなたはルビを振りますか?」であります。その昔の本には、
総ルビなんてのがあって、おかげで子どもも講談本を読むことができたと
ありますが、今回の特集はどんなものでありましょう。
「本の雑誌」のページをめくっていましたら、本屋さんを紹介する和気正幸
さんのページがありまして、そこで紹介されている本屋さんの名前が、次の
ものでした。
「本屋 BREAD&ROSES」(パンとバラ)
こんな名前の本屋さんがあるのか、これは千葉の新京成線・常盤平駅から
歩いて十分くらいのところにあるのだそうです。新京成か、なかなか利用する
ことのない路線でありますね。昭和の終わり頃に東京で暮らしていた時に、
仕事関係で知り合った方が若くして亡くなり、その通夜が自宅であるという
ことで、新京成を利用して行ったのですが、あれは松戸新田であったかな。
それから40年近くが経過ですが、新京成沿線は開けたのでありましょうか。
「本屋 パンとバラ」というのは、思いつかないネーミングでありますが、
パンもバラも当方の生活には欠かせないものでありまして、当方が本屋を
開業したらぴったりの名前でありまして、もし開業することがあれば、こちらの
お店にお許しをもらって、名前を使わせてもらいたいくらいであります。
このお店のご主人は、「労働組合の専従として約30年の間、一貫して労働
者の目線から世の中を見てきた」人だそうで、この店名もそうした経歴に関係
があるのだそうです。
「変わった店名はアメリカの労働運動や女性運動のスローガンから来ている。
「BREAD(パン)」は食をはじめとした最低限の生活、ROSES(バラ)は豊かに
生きるための誇りや尊厳、人権のことです。人が生きていくうえで必要な本を
扱う、という意味を込めてつけました」とあります。
なるほどなです。当方はほぼ週に一度のパン作りと、日々のバラ育てをやって
いるのですが、どちらの作業も人が生きていくうえで必要なことと言ってもらった
ように思います。
さて、この本屋さんにはどんな本がならんでいるのかと思うのですが、文学書
に人文書、絵本ということで、具体的な書名はないのですが、近ければ行って
みるのにです。