本日の朝にNHKBSTVを見ていましたら、来週からの朝の連続ドラマの案内を
していました。ずいぶん昔に放送された「本日も晴天なり」というものをやると
のことで、父親の反対を押し切って放送局のアナウンサーになった女性のドラマ
なのだそうです。この時に、このモデルになった女性は近藤富枝さんと紹介され
ていました。
それって、当方が先日まで話題にしていた菊富士ホテルの著者さんではありま
せんか。そう思っていましたら、本日に注文してありました中公文庫版「本郷
菊富士ホテル」が届きましたです。
この文庫本のカバーにあります著者紹介のところを見ますと、たしかにであり
まして、次のように記されていました。
「東京日本橋に生まれる。昭和18年、東京女子大学国語専攻部卒業。同年文部
省教学局国語科に入り教科書編纂に従事。翌19年、日本放送協会第16期放送
員試験に合格、アナウンサーとして勤務、戦後退職し、文筆生活に入る。」
ほんとだ、先日にはウィキペディアにも目を通していたのですが、本日になるま
で、近藤富枝さんと朝ドラは結びついておりませんでした。
その昔の朝ドラ「本日も晴天なり」は、1981年の放送だそうです。現在放送
中の「ちむどん」は、本日の放送では1980年が舞台でありましたので、その頃
に放送されたということですね。
図書館から借りてきた本は何冊かあるのですが、まずはこれを。
ちょっと興味はあるが、自分では買わないだろうなというたぐいの一冊です。
ブックガイドとありますので、本が次々と紹介されています。
「本とはなにか」ということで、装丁/ブックデザインを考えるための手がかりと
しての本を紹介しているところをながめてみることになりです。
ここを担当している長田年伸さんは1980年お生まれとありました。当方の
息子と同年(本日の朝ドラ「ちむどん」のヒロインが出産した息子とも)の
方でありまして、この人たちはどのような紹介をしていくのでありますかです。
この方の文章の終わりのほうには、次のようにありです。
「現在、日本のブックデザイン / 装丁は何度目かの変革期を迎えている。過去の
変革がデザインの現場を支える技術変動によるものであったのに対し、現在の
それは出版産業のそのものの揺らぎに起因している。・・・1996年にピーク
を迎えた出版経済は2022年現在、その半分まで落ち込んでいる。本が商品で
ある以上、その存立要件は出版産業の影響を受けざるを得ない。」
本当に、電子書籍におけるブックデザインというのは、どういうことになるの
かな。この本のどこかで話題にしているでしょうか。