数日前に「本の雑誌」2020年2月号が届いておりました。
これを開いて、坪内祐三さんの「読書日記」を見て、それのあらを探して
つっこみを入れるのがたのしみでありました。今月号のは、つっこみどころが
ほとんどないなと、残念に思っていたところに坪内さんの訃報がありです。
楽しみにしていた「読書日記」もあと一回でおしまいでしょうか。
坪内さんが、コラムを連載している雑誌では、「週刊文春」についで「本の
雑誌」は付き合いが長かったのではないでしょうか。編集者からすると、けっ
こう面倒な書き手であるようにも思いますが、「本の雑誌」は懐が深い。
特に、現在の発行人となってからは、これまた相当に難しそうな西村賢太
さんもここで「日乗」を連載継続するようになっていますし。なかなかできる
ことではありませんね。
今月から新しく「その出版社、凶暴につき 四谷熱血『本づくり』黄金
時代」というのが始まりました。田代靖久さんという「情報センター出版局」
で編集をされていた方とのことです。
情報センター出版局といえば、椎名誠さんの本を出したことで、当方は知る
ようになったのですが、もともとはノンフィクションに力を入れていたところ
なんですね。その情報センター出版局と代表であった方について、これまで
書き溜めていたものを、場所を移して連載となるようです。
これはちょっと楽しみなことであります。