「本の雑誌」440号

 数日前に「本の雑誌」2020年2月号が届いておりました。

本の雑誌440号2020年2月号

本の雑誌440号2020年2月号

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 本の雑誌社
  • 発売日: 2020/01/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  これを開いて、坪内祐三さんの「読書日記」を見て、それのあらを探して

つっこみを入れるのがたのしみでありました。今月号のは、つっこみどころが

ほとんどないなと、残念に思っていたところに坪内さんの訃報がありです。

楽しみにしていた「読書日記」もあと一回でおしまいでしょうか。

 坪内さんが、コラムを連載している雑誌では、「週刊文春」についで「本の

雑誌」は付き合いが長かったのではないでしょうか。編集者からすると、けっ

こう面倒な書き手であるようにも思いますが、「本の雑誌」は懐が深い。

特に、現在の発行人となってからは、これまた相当に難しそうな西村賢太

さんもここで「日乗」を連載継続するようになっていますし。なかなかできる

ことではありませんね。

 今月から新しく「その出版社、凶暴につき 四谷熱血『本づくり』黄金

時代」というのが始まりました。田代靖久さんという「情報センター出版局」

で編集をされていた方とのことです。

情報センター出版局といえば、椎名誠さんの本を出したことで、当方は知る

ようになったのですが、もともとはノンフィクションに力を入れていたところ

なんですね。その情報センター出版局と代表であった方について、これまで

書き溜めていたものを、場所を移して連載となるようです。

 これはちょっと楽しみなことであります。