先日届いた「ちくま」8月号で、新刊予定を見ていましたら、次のものを発見です。
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/08/08
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (15件) を見る
されます。「ちくま」にある紹介文は、次のようになります。
「20年に及ぶ週刊文春の名物連載『文庫本を狙え!』。そのスタートから4年間・
171話分を収録。文庫出版をめぐる生きた記録。」
坪内ファンには良く知られていることですが、週刊文春の「文庫本を狙え!」と
いうのは、これまで何回か単行本化されています。
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2000/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/12/06
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (32件) を見る
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/06
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
回までとなります。そのつぎは「文庫本福袋」でありまして、これには172回から365回
までを収録しています。そして最後にまとまったのが「文庫本玉手箱」で、これはいま
手元にありませんが、2009年にまとまっています。
それからすでに7年も経過していますので、そのあともまとまってもよろしいと思われ
ますが、そのへんについては情報がありません。
( 次のブログが、坪内さんの雑誌コラムのタイトルをずっとフォローしてくれていて、
大変参考になります。 http://d.hatena.ne.jp/YokoiMoppo/ )
来月でる「文庫本を狙え!」のどこが画期的かといえば、これはこれまで「文庫本を
狙え」シリーズ化から除かれていた1回から17回までが、晶文社版にあわさって文庫本
となるところでありますね。
晶文社版刊行から16年が経過してやっとこで完本「文庫本を狙え!」その1が誕生す
るということになります。どうして1回から17回までがのぞかれているかは、晶文社版
のあとがきをご覧下さいですが、1回から17回は、次の本に収録されています。
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1997/06
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
編集するときに坪内さんと萬玉さんのやりとりが、晶文社版「文庫本を狙え!」のあと
書きにあるのですが、今回の文庫本には、このあとがきも収録されるのでしょうか。
それにしても、文藝春秋社は、「文庫本を狙え」の単行本化にはあまり熱心ではない
ようですね。