「ちくま」12月号が到着です。本日はこれから何か話題をいただきま
しょうと、早速封を切って手にしてみたのですが、なんかすぐに材料にでき
るものが見つからずでありまして、これはいけないこと。
以前にも記しているとは思いますが、ちくま文庫にとって12月の新刊と
いうのは特別に力がはいった月なんですよね。ちくま文庫が夜にでて何年
になるのでしょう。ちょうどスタートが12月でありましたので、それからは、
12月はいつもの月の倍のラインナップで、喜ばせてくれたものです。
たしかにこの12月もいつもより点数が多いのでありますが、これはうれしい
なというものがあるのかな。
ラインナップを見ていましたら、「入手困難だった幻の名著、文庫化!」と
いうのがトップにありました。「幻の名著」といわれても、当方にはまったく
の未知の本でありまして、これはちくま文庫のセンスに当方のアンテナが
ついていけていないのでしょう。
愛の本: 他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ (ちくま文庫 (か-76-1))
- 作者: 菅野仁,たなか鮎子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2018/12/10
- メディア: 文庫
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いまほど検索をかけてみましたら、この本がもっと手軽に手にすることができ
ることを望みますという読者の声がありましたので、それに応えての刊行となり
ます。
文庫の紹介には、「他者との<つながり>を持て余すあなたへ」とありました。
当方は、それなりに「他者とのつながり」に適応できていそうですので、それもあっ
て、このような本が視野に入ってこなかったのでしょう。
そうしたなかで、この本は買ってみようかなと思ったのは、次のものでした。
片山杜秀さんの音楽評論であります。専門のほうは、ほとんど縁がないの
ですが、片山さんのラジオでやっている音楽番組は、ほんとうにユニークで、
中学生の時に足を運んだ音楽会の話などを聞きますと、まあなんと早熟なこ
とであるのかと思います。
片山さんの音楽の本にはどのようなものがあるのかと思って検索をかけて
みましたら、かって「レコード芸術」に連載をしていたものが、サントリー学芸賞
と吉田秀和賞を受けていました。
まずは、これの元版をどこかで探してみましょうかな。