7月もおしまい

 本日で7月もおしまいです。
 全国的に猛暑に見舞われているようですが、当方の住む街は例外的に涼しく、ここ
何日かの気温は25度くらいであります。人の体温よりも外気温が高いというところが
あちこちにあると聞きますが、千年単位くらいで考えますと、人間の住むところは、
北へと向かっていくのではないでしょうか。
 7月中に読了するつもりでおりました金石範さんの「火山島」は最終第七巻の残り、
200ページというところまでこぎつけました。スピードをあげて一気にとも思います
が、ここまできますと先を急いでもしょうがないので、すこしペースを落としていま
す。

火山島〈7〉

火山島〈7〉

 数日前に亡父の残した切り抜きを見ていましたら、平成9年12月11日とメモされた
毎日新聞の記事が出てきました。金時鐘さんによる「あるべき国へのレクイエム」と
題された文章です。この切り抜きで目にとびこんできたのは、主人公のラストでの
去就でありまして、あららこれはねたばれに近い記述であるなと思って、すぐにそれ
を読むのをやめたのであります。(第七巻を読了しましたら、あらためてこの文章を
読んでみることにします。)
 手近にある金時鐘さんの本をのぞいてみたりするにつけ、やはり火山島はすこしで
も早くに読み上げなくてはと思うのでありました。