柏原成光さんの「友 臼井吉見と古田晁と」の巻末にあります資料の紹介となりま
す。柏原さんが、この本を書くのに参考としたものとありますが、筑摩書房の創業の
お二人に関する資料でありますので、すこし古い時代についてのものであるようです。
このような本があがっています。
![憂しと見し世―文学回想 (1974年) 憂しと見し世―文学回想 (1974年)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51R%2BEJwfUIL._SL160_.jpg)
- 作者: 中村光夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1974
- メディア: ?
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これは後に中公文庫にはいったとのことです。中村光夫さんには「筑摩書房」の
誕生にあわせて刊行された「フロオベルとモウパッサン」がありまして、開業当初か
らつながりの深い著者となります。
![光陰 (1974年) 光陰 (1974年)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51gTcZBNXQL._SL160_.jpg)
- 作者: 唐木順三
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1974
- メディア: ?
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同じくで筑摩の顧問でありました。
![愛しき者へ 上 愛しき者へ 上](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/514BofP8L8L._SL160_.jpg)
- 作者: 中野重治
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1983/05
- メディア: 単行本
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![敗戦前日記 敗戦前日記](https://d.hatena.ne.jp/images/hatena_aws.gif)
- 作者: 中野重治,松下裕
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1994/01
- メディア: 単行本
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筑摩が会社更生の途上にあった時でありまして、それが影響したのでしょうか。
「中野重治随筆抄」は、筑摩書房創業の一冊となります。
以上の中村光夫、唐木順三、中野重治の三人は、ともに個人全集が筑摩書房より
刊行となっています。