でるぞでるぞと事前に宣伝がされて出る本がある一方で、宣伝広告する予算がなく、
いつのまにかひっそりと刊行されるものもありです。
数日前のokatakeさんの日記を拝見いたしましたら、文遊社という出版社から、
「野呂邦暢小説集成」というのが刊行されたとありました。
http://d.hatena.ne.jp/okatake/20130525
文遊社なんて知らないやと思っていましたら、あの鈴木いずみさんの文集をだして
いるところだそうです。鈴木いずみさんをだすのとくらべると、野呂邦暢さんのほう
が、ずっと売れそうに思いますが、どうでしょうか。
それにしても、いつごろから、この小説集成は計画されていたのでしょうね。
文遊社の本は、簡単には見ることができないだろうと思っていましたら、昨日に
立ち寄った本屋には、この「野呂邦暢小説集成」の第一巻がありまして、手にとって
見ることができました。これは思いがけずであります。
文遊社の鈴木いずみさんの本というとけばけばしい装幀で、それはそれで鈴木
いずみさんらしいのですが、野呂さんの本も、その路線であればどうしようと思った
のは杞憂に終わりました。
- 作者: 野呂邦暢,豊田健次,青来有一
- 出版社/メーカー: 文遊社
- 発売日: 2013/05/31
- メディア: 単行本
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なかなか悩ましいことであります。