そういえば、函館の収穫といえば美術館での長谷川兄弟展と会場で
購入した長谷川潾二郎さんの絵葉書4枚だけではありませんでした。
函館の書店に立ち寄りまして、そこで潾二郎さんの絵を装丁に使った
ちくま文庫の「百年と一日」も購入したのでありますよ。
そもそもこの「百年と一日」に潾二郎さんの絵画が使われているという
のを知ったのは、熱心な長谷川潾二郎さんのファンの方がやっておられる
noteを拝見したからであります。2021年2月に京橋あたりを散歩していて、
通りかかった画廊をのぞいた時に「潾二郎」の毛糸玉を描いた作品に遭遇
し、いっぺんに魅了されて、それから潾二郎さんの作品の蒐集を始めたとの
ことです。
短い間に20数点の作品を蒐集し、なんと今年の9月には個人蔵の作品を
画廊を借りて展示までしてしまおうという勢いです。すごいなこの人です。
note.com 当方も一昨年かにやっとこさ潾二郎作品を一点確保することができたの
でありますが、この作品もひょっとして、この方と競合したのかもしれません。
それにしても、潾二郎作品はなかなか市場にはでないといわれているのに、
20数点も蒐集したというのは、熱心な人のところに吸い寄せられるように
集まるということでしょうか。
決して世間でいうところのお金持ちではないように思われる愛好家の
愛情あふれるコレクションというのは、どういうものでありましょう。
見に行くことができたらいいなですが、安い飛行機確保できるかな。