楽しみなことであり

 今年の文庫本で一番話題になるであろうガルシア・マルケス百年の孤独

の発売日まで、あと2日となりました。かなりの販売数を見込んで用意したはず

ですが、発売前にして重版決定というめでたさであります。発売もしていないの

に、文庫ベストセラー一位としているネット通販もありまして、ほとんど選挙の

投票前に当選確実がでたような趣きであります。

 当方の行きつけの本屋に入荷するのは発売三日目でありましょうから28日

には入手することができるでしょうか。

 最初の版は文庫のスピンの色も特別なのだそうです。手にするのが楽しみ

だな。買い逃すなんてことはないよな。新潮系のなにかの雑誌が、これにあわ

せて「百年の孤独」の特集をするとのことで、しばらくは、これが話題の中心か

な。

 本日は「ちくま」7月号が届きました。こちらで7月の文庫新刊をチェックしま

したら、長谷川四郎さんの新刊がでるとありました。当方にすれば、これも大きな

話題の一つであります。

 このところちくま文庫はほんとに積極的でありまして、これも売れているからで

ありますね。講談社文芸文庫はありがたいのではありますが、新刊は高額になっ

ていることもあって、よほどのものでなくては購入をためらってしまいます。

 それとくらべると、ちくま文庫は普通の価格で、内容は文芸文庫なみというの

が本当にうれしいことです。

 「ちくま」の広告には、長谷川四郎さんの本の紹介が次のようにありました。

「 シベリア物語 長谷川四郎傑作編 堀江敏幸編 

シベリアの捕虜収容所で出会った人や忘れがたい光景、労働の日々を透徹し

た文体で描く戦争文学の名著。詩・エッセイ・短編を加えたオリジナル編集版」

 「シベリア物語」とありますが、「シベリア物語」をまるまる収めるのではなく。

それに詩や節制をあわせた一冊とあって、これは編者の堀江さんに期待する

ことです。

 堀江さんは、若い時に長谷川四郎さんについての評論を発表していて、

それもあって、堀江さんのファンになったのだものな。長谷川四郎論は、よく

理解できなかったのですが、それでも、論じてくれるだけありがたいという気が

したものな。