借りることに意味が

 図書館は無料の貸本屋かという議論(?)がありましたが、もちろんそんなこと

はなくてです。市内の書店では、まず目にすることができない本などに接すること

ができる貴重な施設なのですね。(次に不思議な機会を与えてくれるのがブック

オフであるというのが、ほんと皮肉なことでありです。)

 せっかくに図書館に入った珍しい本は、借りることに意味がありで、誰かが借り

なくては、次に選書されにくくなるようですので、まずは借りなくては。

(リクエストが多く集まる人気作家の本などは、当方が借りなくてもよろしですが)

 ということで、借りてきたのは、先日図書館に来た時に、手にした本であります。

 先日も話題にしましたが、これの表紙には伊藤英治・市川紀子編とありまして、

この伊藤英治さんへの関心から、この全詩集を手にしたものです。

 伊藤英治さん編集の理論社三部作で、それはまど・みちお阪田寛夫に続く

ものとなります。

阪田寛夫全詩集

阪田寛夫全詩集

 阪田寛夫さんとくらべると、工藤直子さんはなじみがなくて、、これまで一冊

くらいは買っているはずと思いながら、探すと見つからずです。童話屋さんからの

ものがあったはずだけどな。

 この全詩集の編者の市河紀子さんは、童話屋さんにいらした方だそうです。

まずは、市河さんの文章と工藤さんのあとがき、年譜から読んでみることにしよう。

そう思って年譜を見ていたら、当方が住む街の小学校に工藤さんが2003年に

来ていることを知りました。

 当時の小学生で工藤さんの話を聞いた子たちも、いまは30歳くらいであります

ね。当時の子どもたちは、工藤さんのことを覚えているだろうか。