3月は本日でおしまいとなります。多くの組織では、明日から新年度という
ことになり。本日で退職する人、明日から仕事に就く人と交錯することであり
ます。
本日のうちに図書館から借りている本の入れ替えをしてしまおうと、借りて
いた6冊の本を持参し、返却、延長、新規での借り出しの手続きを行いました。
この本が、こんな形になっているとはと思って借りたのは、瀬戸内寂聴さん
の「奇縁まんだら」でありました。
「奇縁まんだら」は日経に連載されたもので、単行本になったときには横尾
忠則さんの装丁が目に飛び込んできたものです。たしか単行本の一冊目かは
図書館から借りたのですが、その続編はどういうわけか縁がなく、一冊目だけ
は日経文芸文庫になったのに、そのあとは続かずでありました。
いつか読むことができればなと思っていましたが、特に積極的に動くことも
なしに十数年が経過したのですが、今回は思いがけずで、「奇縁まんだら」が
一冊にまとまっている刊本を手にすることにです。
全集にすべてが収録されているようでありまして、巻末には取り上げられた
人のリストがありです。まずは、ここから気になる人をピックアップして読む
ことにしましょうか。
リストには井上光晴、小田仁二郎とならんでいて、解題には「二人は著者の
人生と大きくかかわり、愛し合った作家である」とありました。いまでこそ、
良く知られている話でありますが、その昔には、まったく知りませんでした。
このお二人とか大庭みな子さんとのことなどは、面白そうであります。