散歩の途中で

 本日の午前はお餅作りとなりました。当方の役目はあんを包んで丸める

作業でありまして、草と白のあわせて30個のうち半分ほどを担当です。

それを終えてから支度をして散歩にでかけることになりです。12時を

すこし過ぎた時の気温はマイナス1度ほどで、これは温かいくらいです。

 いつもの散歩コースに入る前に、途中にあるコンビニに立ち寄り本日の

読書欄を楽しみに新聞を買うことになりです。読むのは散歩を終えてから

のことで、それまでは着用しているヤッケの胸のところのポケットに押し

込んで歩くこととしました。そういえば、新聞紙一枚身体にまきましたら、

風除けにもなるという話がありますが、本日は実感できたかな。

 昨日の新聞読書欄はちょっと窮屈と書きましたが、本日のほうは、ゆっ

たりと組まれているのですが、そのぶん書評委員のコメント文字数が少な

くて、ここでも窮屈とゆったりは、ともに成り立たずです。もうすこし

ページ数が多ければ問題は解決ですが。

 本日もほとんどなじみの本がないのでありますが、手にした数少ないもの

をあげている方がいらして、お一人は読売出身の尾崎真理子さんでありまし

た。あげているのは古井由吉さんの遺作「われもまた天に」でした。これは

図書館から借りてのぞいたのですが、どうにも古井さんとは相性がよろしく

なくて、ほとんど読めずです。尾崎さんは絶賛なのですが、当方はまだまだ

修行が足りないことです。

われもまた天に

われもまた天に

 

 もう一冊は、木内昇さんがあげている絲山秋子さんの「御社のチャラ男」で

した。絲山さんの小説は、これまでにいくつか読んでおり、とくに「絲的ココロ

エ」は、とても良かったので、この作品を読むのも楽しみにして、当方は初めて

絲山さんの小説を新刊で購入したのですね。それなのに、入手してずいぶんと

なるのに、いまだ積読状態で、本の山の下で眠っています。

 木内さんは「御社のチャラ男」のことを「傑作だらけの著者が打ち立てた、

新たな金字塔」と評しています。これは穏やかではないことです。

 この本は年末年始に読んでしまうことにしましょう。

御社のチャラ男

御社のチャラ男