松もとれて

 新しい年も一週間が過ぎて、生活は徐々にふだんに戻りつつあります。

 本日の午前はジムへと行って、汗を流してきたのですが、新しい年は一念

発起してトレーニングするぞと思われた方が多くいらっしゃるようで、ずいぶん

とこんでいましたです。このうちのどれくらいの人が常連さんになるのでありま

しょう。

 運動から戻ってからはパン作りをしながら本を読みつぐことになりです。

予定では昨年中に読み終えているはず、遅くとも昨年の回顧でつないでいる

うちに読了できるはずでありましたが、これが思わぬ苦戦です。 

 次に読むもの、その次に読むものなど列をなして待機しているのですが、

もっと気合をいれて読まんかいであります。

 ということで、苦戦していたのは野溝七生子さんの「山梔」でありました。

苦戦してたと過去形で書いたのは、200ページを過ぎたころから、やっとこ

さで、話が身体に入ってくるようになりました。女性がこの作品を読むと、

もっと早くに馴染めるのかもしれませんが、当方は時間を必要としました。

 この作品が発表されたのは1926年ということですから、そろそろ百年前

となります。大正の終わり頃に、こうした作品が書かれたことは驚きであり

ますね。

 ここまできましたら、先も見えてくることです。

 この一月は文庫新刊が豊作でありまして、各社ともに力が入っています。

読むのは二の次になるけどもまずは確保することにしなくてはです。すでに

確保済のものもありますが、一月の文庫新刊で確保予定のものです。