こころ穏やかに過ごすためには、外からの情報を遮断するのが一番である
のかもしれません。情報を求めてネットの世界に入り込むと、とんでもない
世界が広がっていまして、ほんと多様な意見のなかで、日和見の当方など迷子
となってしまいそうです。
その昔でありましたら、そんなバカなことを言ってというようなことが、
今は大真面目(?)に語られ、それにいいねという人が沢山いるのですから、
ほんとにわからないことです。
このように記しましたら、それは当方が常識に凝り固まっているからだと
あっさり一蹴されそうですが、総合的俯瞰的に見て、これはどうなのであり
ましょう。
USA大統領選挙の結果を気にしながら図書館で本の借り換えをすることに
なりです。(順調であれば、本日の午前くらいには結果がでるのではと思われ
ていた選挙ですが、どこまでいっても負けを認めない人がいるのですから、
これは終わらないのでありますね。ほとんど南北朝のごとくでありまして、
正当な大統領である印というのがあるのでしたら、それを持ってどこかに
こもるのでありましょう。)
本日に新たに借りて来たのは、数日前に行きつけの本屋で手にとった小説と
なります。
今年二月に亡くなった古井由吉さんの遺作となります。古井さんは気になって
いて、これまで文庫本を何冊か購入しているのですが、うまく読むことができて
おりません。
遺作を含む作品を読んで、うまくいけば、ここから遡ってみましょうという魂
胆になります。
古井さんの文章は読みにくい印象を持っているのですが、これに収録されてい
る作品は、30ページほどのものでありますので、なんとかついていけそうな
感じです。