図書館から借りている本は二週間で返すことになりますので、月に二回
は図書館へと足を運ぶことになります。期限があるから図書館から借りた
本は読むようで、また読めそうなものを借りることにもなるようです。
また思いっきり読めそうもない本を借りるのも、図書館利用の愉しみで
ありますか。
ということで、読めそうもない本から読めそうな本まで、本日に借りたも
のであります。
小説も書く、社会学者の本。ご本人のなかでは、あまりジャンル分けは
意味を持たないのでありましょう。そういえば、先日はテレビの猫好き向けの
ドキュメントにもでていましたです。
岸さんの小説を読んだことはなくて、これが手にする最初の一冊。
80代となった作家の新作。これまで何回か読もうとしたことがあった古井
作品ですが、読むなら現役作家でいるうちにと思って、これを借りてみること
になりです。
まずはこれから読んでみようかと思った笙野頼子さんの新作。とにかく
はちゃめちゃであるはず。小説でありますが、前書きがありまして、これを
読むと大丈夫かなと思ってしまいますが、そもそも「ウラミズモ」とは何で
ありますかなです。
小説の後についている資料(小説に資料はいるのか)によりますと、
次のようになっています。
「(小説の)舞台は女人国のウラミズモです。旧茨城県全域を領土とする
この女だけの国は、隣の痴漢大国にっほんがTPPで地獄に落ちてから
後も、一貫して保護貿易と内需拡大を守ってその結果、数字は貧相でも
国民生活は安泰、食料の安全も福祉も確保。ついにはにっほんの債権国
になってしまったという『外交と経済に無知な』格差なき『三等』国です。」
ほとんどの男性を敵にまわしてしまいそうな笙野さんの作品であります
が、当方はすこしマゾでありまして、怖いものみたさでページをくくること
にです。