本日は午後から青空がひろがって、気温もあがりました。昨日よりも
最高気温は5度も高くなったというものの、それでも20度をやっと超えた
ところです。何日か続けて20度超えとなりましたら、バラも一気に開花と
なるのでありますが。
旅から戻ってきて、図書館から借りている本を交換です。読めないものと
読めそうなものをあわせて数冊ですが、これは読むことができるだろうと
思って借りたのは、次のものとなりです。
当方が若かったころに遠いところへと車でいくときに、途中の休憩はドライブ
インが普通でありましたね。 もちろん道の駅なんてのは、その当時にはありま
せんでした。北海道でありますので、大型の観光バスが何台もとまることができ
て、トイレ休憩ができて、おみやげが売られていて、軽食を食べることができる
なんて施設は、ずいぶん昔からありましたね。
当方が車の運転免許をとったのは、あとちょっとで40代になろうかという時
でありまして、頻繁に遠出ドライブなんてことはしなかったので、家族でドライブ
インを利用したという記憶はありませんね。
この本を手にして、北海道のドライブインは取り上げられているだろうかと
目次を見ることになりですが、さっと見たところでは、知っている地名はでてき
ません。それでも最初におかれた章のタイトルが「酪農とドライブインの町」と
ありますので、ひょっとしてこれがそうかなです。
それは直別というところにあるのだそうです。こんな地名は聞いたこともなし
でありましたが、読んでみましたら、かって音別町といわれた町の集落の名前
とのことです。ここは、今は釧路市と合併し、釧路市音別町直別となってました。
ということは、当方が住むところから釧路へと向かいましたら、このドライブ
インの前を通っているということになりますね。もちろん、まったく記憶には残って
おりませんです。
この最初の章を見て、目を引いた記述。
「(直別で)皆がドライブインで儲けた時期というのはいつなのか。答えは図書館
に眠る小さな資料の中にあった。資料というのは、直別小学校の記念誌である。
そこには町史にも残されていなかった直別の人々の生活が書き残されていた。」
若いライターさんでありますが、ちゃんと取材をしてです。まずは土地の図書館
へといって資料を確認しています。こんな小さな町についてとなると、コピペしよ
うにもネットの情報では圧倒的に不足であります。まして小学校も閉校するような
集落についてでありますから。こうした時に参考になったのが、小学校の記念誌
ということで、このような資料を残してくれたら、あとの人たちに、とってもありが
たいということがわかりました。