我が家のバラまつりも後半戦に入って、雨もあったりしたので、ぐっと花がさび
しくなりました。こちらのテンションもすこし下がり気味になっています。
雨にあたってだめになった花を落として、早々に剪定をして、次に備えなくては
いけませんですね。
調子が落ちている時は、図書館へといってもうまく本を見つけることができず
です。ぐっと気合をいれて棚に向かわなくてはいけないのですが、残念ながら
気合不足であります。
これまで図書館から借りているものを、まずはすこしでも読んでしまわなくては
です。さらにいえば、積読になっているものもであります。
先月の文庫本で購入したものも積まれたままになっています。読んでみると興味
深いもので、こちらを先に読んだらいいのにと思ったりするのですが。
「悪所」については、このように説明されています。
「江戸時代から『悪所』と呼ばれていた地域には、三つの特性があった。その第一
は色里・遊里であり、第二は芝居町でさる。江戸時代ではこの二つを合わせて
『悪所』と呼んだ。この両所がすぐ近くに併存していて、そこが近代に入って
『盛り場』になったケースが多い。
そして第三の特徴は、そのすぐ近くに、そこを旦那場(縄張り)とする被差別民
の集落があったことである。」
当方は子どもの頃、田舎暮らしであったこともあって「悪所」には無縁でありま
した。祖母の住む街へとバスで移動するときに、大きな川沿いにさむらい部落とい
われるところがありまして、あのあたりは「悪所」に隣接していたのでありましょ
う。
沖浦さんは、小学校二年で釜ヶ崎のすぐ近くに移り住んだということで、これは
昭和10年くらいのことで、今よりもずっとディープな地区であったはずで、これ
は得難い経験であったようです。