スマホがチャリーンとなりますのは、ブックオフからメッセージが届いたと
いうお知らせになります。週に一度くらいでしょうか届くのは。市内にある
ブックオフ二店、それぞれで本の買い物をしますと200円分のクーポンを
使えますよというのがメッセージの内容です。
当方のブックオフでの予算は、ワンコインでありますからして、これはお財
布にやさしいことであります。さっそくでかけなくてはですが、そのときに、天の
声でありまして、読むことができない本を買うのは、本を捨てることで、本を
捨てるは金を捨てることだという声ですね。
先週の古書店でのことが、重たいことでありますが、禁断症状がでるわけ
でもないので、そのうちにこの日々にも慣れるのでありましょうか。
まあ、これは話半分ということで。
その分、せっせと図書館から本を借りることにいたしましょうです。先日に
この本はあるかなと思って検索したものは、うまくヒットしなかったのですが、
条件を変えてやってみましたら、分館にあることがわかりまして、これは予約
を入れることができました。今週くらいには手にすることができますでしょう。
いま図書館から借りている本は、自分ではまずもって買うことはないだろう
というものです。しかし図書館にこの方の本がありますと、まるで理解できな
いのに、借りてしまうのですね。
鳥海さんは、書体設計士という肩書でして、プリントの現場で使われる文字
を作る人になります。現在は紙への出力だけでなく、パソコン画面で使われる
文字も、鳥海さんのような専門家が作った書体が使われています。
書籍で一番使われているのは、ざっくりいうと明朝体ということになるのです
が、それだけたくさん使われているということは、いろんな明朝体変種があると
いうことで、これは鳥海さんたちが作り出した明朝体と他の明朝体の比較など
もしているのですが、実物を表示して解説を加えていても、さっぱりと違いが
わかりませんです。
「十」という文字について、このように書かれています。
「十は縦線と横線が直角に交わるシンプルな字形ですが、四書体を見比べると、
デザインが微妙に異なることに気づくはずです。
全体から受ける印象としては、イワタオールドの縦線と横線からはコントラスト
の強さを、平成明朝体からは直線的なシャープさを感じます。游明朝体は、
エレメントが柔らかくて穏やかな印象です。秀英明朝は、イワタオールドと游明朝
体の中間ぐらいの柔らかさでしょうか。」
同じ明朝体といわれる文字の4つの「十」でも、これだけの語ることのできる
世界であります。
「読者のみなさんは、文字を作るのにそこまで気を配るのかと呆れるかもしれま
せんが、この重箱の隅にまでこだわる感覚は、文字のデザインに永く携わってい
る人が例外なく身につけているものです。世の中で使われている書体は、みな
こうしてこうした熟練の感覚を通して商品化されていることを理解し、大切に接し
てほしいと思います。」
「大切に接する」なんて、これまで意識したこともなかったことです。
