本日は早朝に落雷の音で目がさめました。はじめは遠くで聞こえていたのですが、
そのうちにどんどん近くなって、雨もひどくなってきました。これはどうなるのか
なと思っていましたら、朝7時すぎには雷も雨もおさまりました。
本日は外出の予定がありましたので、これはありがたしです。
外出の折に、行きつけの本屋によることができました。何日ぶりの本屋でありま
しょうか。本日に、まず入っているかどうかチェックしたのは、次のもの。
- 作者: 須賀敦子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/08/10
- メディア: 文庫
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奥付の発行日を見ましたら8月20日とありました。
この文庫の解題を見ましたら、対談、鼎談には「机の本ベッドの本」というタイ
トルでまとめられたシリーズがありました。これは1993〜94年にTVKテレビで放送
されたものをテープおこししたものだそうです。
テレビの対談などを収録とは珍しいことです。このシリーズには丸谷才一さんも
鼎談のメンバーとして参加しているのですが、TVKって何さであります。
当方にはまるでなじみのないテレビ局であるなと思ったらテレビ神奈川とのことで
す。
当方は、これまでのところテレビ神奈川を気にしたことは一度しかありません。
たぶん、2003年のことではないかと思いますが、山下達郎さんのファンクラブ向け
の小編成ライブコンサートがありまして、それのオープニングに流れた映像は、
山下達郎がTV音楽番組に出演した唯一と思われるもので、その番組がテレビ神奈川
でありました。この番組を録画しているなんて人はほとんどいないでしょうから、
超レア映像でした。
須賀さん、丸谷さんなどが登場するテレビ番組を制作したのは、どのような人た
ちであったのでしょう。とても気になることです。丸谷さんに関しては在横浜球団
のファンでありますから、そのつながりであったりして。
本日は、この鼎談(丸谷、須賀、三浦雅士さん)から「私が選ぶベスト3」に
目を通してみることに。
須賀さんが、次のように言っていました。
「私は長い小説というのはあまり読まないのですけれども、最近読み直してこれは
本当にすごいと感心したのは、トーマス・マンの『ブッデン・ブローグ家の人々』
なんです。・・私はイタリア語で読んだんですけれども」
「ブッデン・ブローグ家の人々」岩波文庫で読んでおいて、ほんと良かったなと
思いました。ちなみに須賀さんが読まれたイタリア語訳は、イタリアでは有名なも
のなのだそうです。