昔から盆と正月といわれるくらいでありますからして、お盆というのは特別なのであ
りますね。正月には年賀状をだして、年に一度のごあいさつをするのでありますが、な
かには次の正月まで待つことが出来ぬという人もいることで、そんなこんなで残暑見舞
いをかねて、何枚か葉書をだすことになりです。なかには、葉書を待っていてくれたか
のように、すぐに返事をいただいたりして、お盆は死んだ人ばかりでなく、日ごろ疎遠
となっている人にも声かけをしなくては。
本日の夕方に外出先から寄り道をして、本屋を訪ねました。
昨日に記した河出文庫版 須賀敦子全集 別巻が入荷していないかと思っていったもの
です。この本屋は河出文庫の新刊は、ほぼ全部はいるはずでありますが、なんと当方の
お目当てのものだけが入荷していないように思われました。(入ったものが全部売れた
とは思い難い。)
これはいけませんですね。モールに入っているチェーン書店に足を運んでみるか、
それとも誰かに確保を依頼するかでありますね。
須賀さんの新刊がひょっとして新刊のところから文庫棚(このお店の文庫は、会社別
ではなく、著者の五十音でならんでいます)の「す」のところを見てましたら、須賀敦
子さんの次の本を見つけました。こんなのがでているのは知らなかった。
- 作者: 須賀敦子
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2018/06/13
- メディア: 文庫
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ひっそりとでているので、あなどれない。
須賀さんのものに「こころの旅」なんてあったろうかと思って手にしてチェックをし
たら、その昔にあった「ランティア叢書」の一冊として2002年に刊行となったものだそ
うです。この叢書のオリジナル編集のものですが、池内紀さんの解説もついていて、お
買い得なものですね。
せっかくですので、他の文庫新刊をチェックして、本日はナンシー関さんのひさしぶ
りのセレクト文庫本の中身をのぞいて、選者の武田砂鉄さんが武田鉄矢さんの文章を
とっているかどうかの確認です。巻頭に近いところにあるのをみて、一安心。これは
本日は購入せずで、もう一冊気になった佐伯一麦さんの「空にみずうみ」を購入としま
した。佐伯さんのものは、文庫になって、買いやすい値段になったら入手していたので
すが、本日は気分よろしでしたので、えいやっと買うこととしました。(この作品は、元版から文庫になるのに3年であります。ちょっと早すぎるようにも思
いますが、こんなものですかね。)