ひさしぶりお天気に

 本日は久しぶりでお天気となりです。大型連休が終わったとたんに晴天になるとは、
それは殺生なことであり。こちらは桜が見頃でありまして、ちょっと足をのばしまし
たら満開の桜が目に入るようになります。散歩をしていましたら、山のほうからは
やぶうぐいすのなき声が聞こえてきます。まもなく郭公の声も聞こえてくるのかな。
 お天気になると、どうしても外にでていることが多くなり、これは本を読むために
はよろしくなしです。本日の外出の時には、昨日に購入した、次の文庫本を携行した
のですが、結局は開くことなくに終わってしまいました。

 このような本があることを知りませんでした。元版は2012年12月で、文庫化された
のが2015年8月ですから、あちこちの古本系ブログで話題となっていたはずでありま
して、当方のアンテナにかかってきても不思議でないのですが、ここまで知らなかっ
たとは、行きつけの本屋の新刊棚では見た記憶がありません。
 取り上げられているのは、新しい感覚のセレクトショップですが、つい最近に惜し
まれて閉店した幸福書房さんも紹介されていました。
 これを見て思うのは、売り場面積が広いことよりも、当方の好みを知っていてくれ
て、それをそっと仕入れてくれる本やさんのほうが、何倍もありがたいということで
あります。
 幸福書房のご主人の「仕入れの際はデータではなく、『あの人が好きそうだ』と、
いつも常連さんの顔が浮かびます。喜んでくれる人がいるから、そして自分も本屋と
いう仕事が好きだから、ほんとにそれだけです。」という発言に、書店の客の立場と
しては、こういう書店で本が買いたいと思うことです。
 それでも、当方の行きつけの本屋は、そこそこ当方の好みがデータ化されている
ようにも思うのですが、まだまだ買わなくてはコンピュータからみたときに、常連と
と認識されないようです。