これで終わりかな

 今月は、何度か新刊本屋へと足を運んだのでありますが、さっぱり新刊本で食指の
動くものに出会うことがなく、これまでのところ文庫本一冊を購入したに留まって
います。その年の初めの一冊というのは、できれば新刊で、それもすこし格調の高い
ものをと思っているのですが、ここ数年は、なかなか思うようなものを確保すること
ができなくなっています。
 今年になって新刊で購入したのは、わずかに次の一冊のみ。

 小林信彦さんの週刊文春コラム「本音を申せば」の2014年分をまとめたものが文庫
となりました。昨年は入院してファンを心配させた小林さんでありますが、無事に復
帰して、連載も再開されたようで、これは喜ばしいことです。世間では文春砲とか
いわれているようでありますが、当方にとっての週刊文春小林信彦さんのコラムと
坪内祐三さんの「文庫本玉手箱」がすべてでありまして、それも普段は、ほとんど手
にとることもなしで、ひたすら単行本化するのを待っているのでありました。
 前にも記しましたが、今回の小林さんの文庫本については、あとがきにどのような
ことが書かれているかというのが最大の関心事となっておりました。
 このあとがきを見ましたら、2014年が小林信彦さんにとって、どのような年であっ
たかを四行にまとめています。なるほどな。
 今月は、あと一週間ほどでありまして、来客の予定などもあることから、新刊本屋
へと足を運ぶ機会があるかどうかですが、まさか年の初めの一月で、新刊一冊しか購
入できないなんてことにはならないでしょうね。
 そういえば、集英社新書の新刊で気になるものがありました。これは入手できそう
ですが。