わずかにプラス気温

 本日は日中の最高気温がわずかですがプラスとなりました。最低気温も10.5度と昨日
ほど冷え込みませんでした。
 本日のお天気では女子駅伝のあった京都の雪景色が壮絶でありましたが、北国のこち
らでは雪が降る日は、空が雲でおおわれるためにあまり気温は下がらず、むしこ晴天の
時のほうが放射冷却で寒くなるという感じでありまして、冬の青空は寒さの象徴であり
ます。
 朝のうちに大阪から遅れて到着の客人をむかえるために空港までいっておりました。
すこしの時間を利用して空港にはいっている書店にむかい、小林信彦さんの新刊を入手
であります。

 小林信彦さんが「週刊文春」に連載しているコラムの15冊目だそうです。当方はすべ
て文春文庫となってから購入であります。ちょっとあちこちに分散しているようですが、
この連載は、本当に同時代クロニクルであります。
 この巻は、単行本の時の書名は「『あまちゃん』はなぜ面白かったか?」であったと
のことです。2013年までの記録となりますが、その最後の章の書き出しは次のようにな
ります。
「2013年ほど悪い年はなかったと思う。
 戦後だけを考えても、これほど辛い年はなかった。空襲とか飢えがなくても、人間は
こんな眼にあわされるのである。
 民主党がやっと消えてホッとしたら、安倍内閣が三本の矢を持って現れた。」
 小林さんとしては、ずっとひどい年が続いているのでありましょう。経済最優先と
東京オリンピック翼賛態勢でありますか。
 ちなみにこのあとの連載は単行本としてまとまっているものが二冊あるということで
すが、これらが文庫となるのは、ずいぶん先のことになりますね。