ひさしぶりブックオフ

 ひさしぶりにブックオフへといってきました。この街にはブックオフが二ヶ所あり
まして、訪れたのは自宅より遠いほうにあるお店です。前回、ここを訪ねたのは二ヶ
月以上も前のことでした。
 最近は、なにかと不調でありまして、ブックオフでも収穫なしで終わったら、どう
しましょうと思いましたが、なんとか三冊確保することができました。この三冊が、
すべて108円でありましたらめでたしですが、一冊は半額本でありました。
 一冊目は、次のもの。

春の戴冠〈1〉 (中公文庫)

春の戴冠〈1〉 (中公文庫)

 「たえず書く人」辻邦生さんの長編です。当方は元版がでたときに購入しているの
ですが、いまだ読むにいたらずです。1977年刊行とありますので、すでに四十年ほど
前の作品です。文庫化されたときには、どうして今頃にと思ったものですが、そのう
ち買ってやりましょうと思いつつ、今回はじめて一冊目を購入です。全四冊ですから、
このあとに続くでしょうか。仕事をやめたら、辻邦生さんの未読の長編を読まなくて
はと思っていますが、その代表的な一冊ですね。
 次の百八円本は、これです。
フランドルの冬 (新潮文庫)

フランドルの冬 (新潮文庫)

 加賀乙彦さんも作品の多い作家であります。作品リストにある代表的な長編はほぼ
読んでいたかなと思っていたのですが、一番最初の一冊である「フランドルの冬」は
いまだ確保もしておりませんでした。古い文庫本で、活字が小さく手強そうでありま
すが、ことし中にはなんとか読みたいものです。
 半額での購入は、次のもの。
友 臼井吉見と古田晁と―出版に情熱を燃やした生涯

友 臼井吉見と古田晁と―出版に情熱を燃やした生涯

 一昨年の新刊ですが、これは当方の好きなジャンルの一冊でありまして、これまで
購入していないが不思議なくらいです。行きつけの本屋には、当然入荷せず、注文し
てまで買うこともなしかと思っていましたら、ブックオフで出会うことができました。
どうして、この本がここにあるのだろうと不思議に思って、なかを開いてみましたら、
こちらの新聞書評欄に掲載の岡崎武志さんの切り抜きが挟み込まれていました。
これを手放したかたは、岡崎さん書評をご覧になって、これを購入したことがわかり
ます。