本日は野暮用で

 本日は野暮用がありまして、日中は外出をしておりました。MLBの野球も、松家さん
の小説「光の犬」も見ることができずでした。
 夕方に戻ってから「光の犬」を読む事になりますが、まだまだ入り口でありまして、
この調子であれば、家族三代と愛犬の記録ということで何千枚もの作品になってしま
うようなペースであります。とはいっても作品は440ページほどですから、どこかで
小説の時間の流れは早くなっていくのでありましょう。
 当方は一族の歴史を綴った大長編小説というのが好みでありまして、数年前までは、
加賀乙彦さんの「永遠の都」から「雲の都」につながる作品群を楽しんでのでありま
すが、最近はこのような19世紀風な長編小説ははやらないせいで、さっぱり書く人は
いないようです。
 長編小説を次から次へと発表し続けた「たえず書くひと」辻邦生さんとかが現役で
いた時代が懐かしいことです。
 松家さんは、デビューが遅くて作品数が少ないのでありますが、大長編に挑戦をし
てもらいたいものです。大長編は苦労のわりには売れないから無理かな。
 本日は、帰宅してから先日につくりましたタルトタタンをカットして、アイスを添
えていただきです。紅玉りんごが手に入るこの時期限定のお菓子ですが、すこぶる美味
でありました。