本が本をよぶ 5

 1月4日に購入した本を話題とするのでありました。

 両端に置かれているのはナンシー関さんのものでした。ナンシー関さんのドラマが
あって、その再放送が昨晩にありました。(NHKBS)
 当方は、前回に引き続きで、今回も見たのでありますが、ナンシーさんを演じていた
女性には驚きました。ナンシーさんを演じるというのは、すくなくともやせていては
だめなわけでして、そんな人っているのかなと思ってましたら、芸人さんで極似の人
がいたのですね。
 あのドラマで、編集者の方が二人登場でしたが、最初に本をだした方とシリーズ化
した人を登場させたのは、よろしでありました。えのきどいちろうさんのことが、どこ
かででてもいいのではと思ったりもしました。
 さて、ナンシーさんの本に挟まれているものです。
 旺文社文庫が2冊ですが、うれしいのは山川方夫さんの「安南の王子」ですね、
ひさしぶりにこれを見つけて購入です。昭和49年第4刷となります。当方は二冊くらい
もっていうはずですが、こんなに美本がいまころあるとは驚きです。

安南の王子・その一年 他六編

安南の王子・その一年 他六編

この本を見つける数日前に、豊崎社長と中島京子さんの対談を話題として、「知的で
女子ウケする作家」として、当方は山川方夫さんの名前をあげておりました。その
すぐあとに山川さんの文庫を手にするのですから幸運なことでした。
 山川方夫さんは1965年2月20日に亡くなっていますので、ことしは没後50年となるよ
うです。2月20日に生まれた有名人は多いのですが、亡くなった人では誰がいたでしょ
うか。
 岩波文庫あしながおじさん」は、昨年に「夏の一冊」として言及しているものに
なりますが、自宅のどこかに岩波文庫があるのに、すぐに確認できるようになっていな
いことと、これには「あしながおじさん」の挿絵をつかったしおりがはさまっていた
ものですから、すぐに購入をきめたものです。

 なんとなく、しおり目当てで購入をしたような一冊となりました。