本が本をよぶ 6

 先日に購入した中島京子さんの「小さいおうち」は、「ブルータス」に掲載の豊崎
社長との対談を目にしたからであります。

小さいおうち (文春文庫)

小さいおうち (文春文庫)

 すこしページをかせげるような本をまぜていかなくては、当方の読書生活は袋小路
にいってしまいそうで、そのために、これまで読むことのなかった作家のものを手に
していこうというのが、本年の目標となるようです。
「小さいおうち」は、とりあえず家人が関心を示しましたので、お先にどうぞと読ん
でもらうこととしました。
 「小さいおうち」というと岩波からでていた絵本のことを思いだしました。
ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

 豊崎社長との対談で、中島さんは「私が大事にしているのは、たくさんの読むこと
より、本を読んで自分が変わるような体験をすること。」と言っています。
「本を読んで自分が変わる」というと、自己啓発書の宣伝文句のようでもありますが、
自己啓発書を読んで変わるなんて人もいるのでしょうが、それよりももうちっとまし
な本を読んで、ゆっくり、じっくり変わってほしいものですね。