EDIの本 3

1983年4月刊の雑誌「舢板」(サンパン)の1期は、ほぼ季刊で翌年秋まで7册が
刊行されました。当方は、7冊のうちでは昨日に書影をかかげた創刊号しかもって
いないはずです。
 創刊号には、表紙裏に誌名のいわれがかかれています。
「『舢板』とは、中国や東南アジアの、沿岸や河川で用いる小舟のことです。
読者と本を結ぶ『渡し舟』の自負をもって名付けました。
 『舢板』はあらゆるジャンルの第一線の著作者の方々にお書きいただく随筆文集
です。・・・
 何よりも『舢板』は、楽しく手軽に読めて、いつの間にか読書の世界がより身近な
ものになる、そのような雑誌にしたいと考えます。」

 ここにかかげたのは、98年くらいにいただいた「EDIのご案内」というちらしの
ようにA4裏表に印刷されたものです。400円で4000部を売り切ったら、なんとか
制作費が捻出できると、松本八郎さんは記していたのですが、このちらしのどこを
見ても品切れという文字を見出すことはできません。
 この「ご案内」には、「舢板」第1期 全7冊の総目次があるのですが、この
案内の文字は読むことができるでしょうか。