最近の雑誌付録事情2

 「本の雑誌」12月号の冒頭の特集は、昨日も話題としました雑誌付録に
ついてのルポルタージュであります。特集のリード文章には、次のようにあり
ます。
「 雑誌が売れないと叫ばれる前から、雑誌につきもののおまけといえば、
 なんといっても付録であった。少年誌の永遠不滅な組み立て付録から、最近は
 オークションで転売されると噂の女性誌のブランドグッズまで、とにかく
 色々な種類の付録がついていて 」
 
昨日に記した「ラピタ」の万年筆付録特集を購入のために雑誌売り場にたって、
雑誌でおなかが膨らんだものをチェックしてみたのですが、特に女性誌には、
おなかの膨らんだものが多くみられて、このなかには、どのような付録が
おさまっているのだろうかと、不思議な気分となりました。
 今回の特集は、そうした好奇心にこたえる貴重な特集であります。この特集の
ために日々の雑誌を特集したのは、「オリオン書房ノルテ店」勤務の「白川浩介」
さんでありまして、白川さんの苦心の労作であります。( 本屋の店員であれば
だれにもできそうでありますが、とにかく、これだけの雑誌を仕入れているか
どうかが疑問でありますので、まねをしようと思っても、まねしないように
したほうがいいようであります。)
 雑誌が入荷して、それらのなかに付録がついていなかったのは、たった一日
しかないというのでありますから、雑誌がいかに付録にいぞんしているかが
わかります。
 なんといっても女性誌は実用性付録がトップとなっておりまして、最近は
エコバック系であります。「山本容子 オリジナルエコバッグ」(集英社の雑誌)
「ディズニーエコバッグ」(「おはよう奥さん」学習研究社 )

 男性雑誌も付録が勝負のようでありまして、「ルイヴィトンと村上隆コラボの
マウスパッド」というのがついた男性誌は、その付録のおかげで、オークション
狙いといわれるまとめ買いがすごくて、雑誌は700円でしかないのに、
付録とのオークションの値段は、はでな動きで、最高値は2980円をつけて
いたそうです。
 小生が確保しようと思っていた「ラピタ」がこのまちの本やから姿を消したのは、 
こうしたオークション狙いの思惑まとめ買いが多かったからに違いありません。