パラピン紙とは

 元パラのパラというのは、パラフィン紙のことだと思っておりましたが、先日に
「仙台が親戚」様に書き込みをいただいたように、このパラというのはパラピン紙
のことだということがわかりました。小生は、パラピン紙ということばを聞いた
ことがありまして、これはパラフィン紙のことをいうのだと思っておりましたら、

これは、書き込みにありましたように「硫酸紙=グラシン紙=パラピン紙」のことで
ありました。パラピンという言葉が、たんにパラフィンがなまってそうなったもので
あるのかどうかはわかりませんが、業界でパラピンというとグラシン紙のことで
あって、パラフィン紙を注文するときは、蝋引き加工紙というふうにいうのが
不思議な感じがします。
 このパラピンという言葉で、一番驚いたのは、これを会社名としているところが
あったことで、やはり薬包紙などを販売しているところのようですが、パラピンと
いう言葉は、どう考えてもなまっているとしか思えないことです。
 昨日に記した「しおりひも」のことを、なぜ「スピン」というのか、これが
判然としていないようです。スピンという言葉は英語由来であると考え辞書を
引いても「しおりひも「につながるような意味はみあたらないとのことですが、
昔の製本職人さんの聞き取りが、このように伝承しているものでしょうか。
 いつ頃から、パラピンとかスピンという言葉が職人さんが使うようになったのかは
わかりませんが、どちらもたいへんハイカラな響きであったと思われます。