本日は雨模様で気温上がらず、前日よりも6度も気温が低いことで、
ストーブをつけようかなと思うことであります。なんとかひざ掛けなどを利用
してしのいでいますが、がまんすることもないかな。
野暮用から帰宅しましたら、みすず書房からなつかしい封筒に入ったDM
が届いていました。その昔の「みすず」発送用の袋が残っているので、それを
使ったもののようです。中に入っているのはA3用紙ふたつ折りとなる新刊案
内みすず通信でありました。
これの一面「今月のおすすめ」に図書館から借りている本がでていました。
海老原武さんがモンテーニュの「エセー」を読むというもので、これはまったく
当方の趣味ではないなと思いながら、図書館で手にしましたら、これには脇道に
それるというか、余談があちこちに散りばめられていて、「エセー」のところをとば
して読んだら楽しそうと借りたものです。
「それを好奇心といってよいのかはわからぬのだが、小さい頃から人の心の動き
をいつも気にしていた。・・・・とりわけ女性に対する好奇心が強いということもある。
集まって話をしている女性たちがどんな話をしているのか、そっと盗み聞きをしたい
くらいだ。・・・
それぞれ生活事情の異なる四人の中年女性が語り合う濱口竜介監督の五時
間にわたる映画、『ハッピーアワー』をついつい最後まで見てしまったのも、三人の
姉妹が異母妹を迎えて四人で暮らす日々を綴った是枝裕和監督の『海街diary」を
二度も見てしまったのもこの『女好き』のためかもしれない。」
海老坂武さんは、お一人さまの暮らしであるはずですが、だからといって女性に
縁がないわけじゃないということで、若々しいのはこの好奇心と女好きのせいであ
るようです。