森まゆみさんといえば

 相変わらずで森まゆみさんの「谷根千、ずーっとある店」を読んでいます。

森さんの評伝とか歴史ものには、ほとんど私的なことへの言及はないので

ありますが、この谷根千ものには、子育ての話を初めとして、個人的な関係に

ついてへの言及があることです。

 今回の「谷根千、ずーっとある店」では、とうとう生家の家業をついでいる

弟さんが登場したほか、息子さんも姿を表さないのですが、建築関係の仕事

をしていると触れられていて、谷中の工事を担当したとありました。

 それ以上に、当方が喜んだのは、次のようなくだりがあったことです。

「旅館 澤の屋」をとりあげた回です。

「わが北海道の義父が来たときには、家が狭すぎて泊められなかったので、

澤の屋さんにお世話になった。義父は『ひとりで気楽でいい。お風呂が大きく

て気持ちがいい』とお気に入りだった。」

 久しぶりで森さんの北海道の義父の逸話を目にすることができました。

これはたぶん35年以上も前のエピソードでありましょう。

 当方は、森さんが書く北海道話題が大好きなのですね。ということで、森

さんといえば北海道につながる人となります。

 森まゆみさんが北海道に縁がある人と知ったのは、北海道新聞に森さん

が別れた夫の出身高校の先生について書いていたことによってであります。

(ずいぶんと昔のもので、保存してあったのですが、いまはすぐにでてこない

ことです。)

その文章を読んでいましたら、夫とは別れても、孫のことを思う夫の親との

交流は続いていることを知ることにです。

vzf12576.hatenablog.com 森まゆみさんの書いたものによれば、大学を卒業してまもなく結婚をし

て、ひどく経済的に大変な日々を過ごして、10年くらいで結婚は解消した

とありました。

 別れたあとにあっても、生活の大変さは続いていたとのことで、別れた

夫の親は、孫のために北海道の食材を送っていたとのことです。

これはいい話でありますね。思わず自分に重ね合わせて読んでしまうこと

です。

 当方のところは息子二人で、ともに関西で家庭をもっていて、そこには孫

もいるのですが、こちらは北海道のものを食べさせたくて、せっせと送った

りしております。

 孫たちが大きくなりましたら、こちらの食材などを送るなんてことはしな

いかもしれませんが、中学生くらいまででありましたら、季節ごとに送りたく

なることです。

 これがもし不幸にして別れてしまって、しかも交流が断たれるようになっ

たらどうでありましょう。当方の知人のところには、そのような例がありまし

て、息子さんが離婚してから孫さんにはずっと会うことができていないと

いう嘆きを聞くことですが、それでいくと森まゆみさんのところは、こうして

義父話題ができるということは恵まれていることです。