こぬか雨か霧雨か

 本日は天気予報では曇りでありましたが、朝から細かい雨になりまして、

近所の公園では町内会のお祭りが開催されるのですが、これはちょっと残念

なことです。

 このような雨は霧雨といったらいいのか、こぬか雨といったほうがいいのか

と迷うことであり。これはどちらも、その昔に歌になっていることで、霧雨は

ユーミンの「霧雨で見えない」ですし、「こぬか雨」は山下達郎さんですね。

 当方が好きなのは「霧雨で見えない」のほうでありまして、これは曲の雰囲

気が、当地の細かい雨にあっていると思うことと、ユーミンが歌う曲のバックに

素晴らしいサックスソロ(コンセプシオンさんの)があるからで、本日はこれを

聴きながらキーボードに向かうことにいたしましょう。

 霧雨のなか、買い物にでかけたのでありますが、本日は久しぶりにもう一つ

ブックオフ(我が家からは近いほう)へと立ち寄ることにです。この店は

ずいぶんと久しぶりであるようです。時間がなかったこともあって、より安価な

棚だけを眺めることにです。予算はいつものワンコイン。 

 本日の買い物は3冊で、なかなかの収穫ですが、うち一冊は買ってどうする

のかというようなもの、ここで話題にすることもなしでおわりになるのでしょう。

一番の収穫は、図書館から借りて読もうかなと思っていた小説。

 リンクは文庫版でありますが、当方が入手したのは元版であります。それこ

そビカビカの新本でありまして、これがどうしてここに並んでいるのかです。

上がなくて、下だけがぽつんとありました。これはかわいそうと、買うことに

りです。

 図書館の新刊コーナーにならんでいたときは、余裕がなくて、そのうちにと

思っているうちに4年も経過して文庫にもなったわけです。読もうというのを

忘れてしまっていた時に、ブックオフで下巻を入手でありますので、これは

かまっていないので下巻からでも読んでみることにしましょうかです。

 ということで、本日の買い物の時の待ち時間に「パチンコ 下」を手にして

おりました。

 下巻は、1955年となり、舞台は大阪になっています。(上巻がどのような

展開であったかは、まるで知らずですが。)

 本日にすこし読んで見ましたら、大阪でパチンコ店を経営する後藤さんに

ついての記述がありました。

「後藤は人好きのする太っちょのコリアンで、美しい女性たちにとりわけ人気

がある。母親が済州島のアワビ採りの海女だったことから、後藤が住む慎まし

い一軒家がある猪飼野周辺では、後藤も昔は泳ぎの達人だったらしいともっ

ぱらの噂だ。」

 この先どうなるのかわかりませんが、朝鮮半島から日本に渡ってきて、大阪

に住んで生き抜いていく家族の話のようでありまして、こういうのが英語で書か

れ、米国でベストセラーになるのが、この時代でありますね。