12月の楽しみ

 本日、岩波「図書」12月号が早くも到着です。
早速今月の新刊案内をチェックしていましたら、岩波新書のところにでていましたね。

俳句世がたり (岩波新書)

俳句世がたり (岩波新書)

 せっかくですから、そのところを掲げることにいたしましょう。

 この本の紹介文のところを、まるっと引用です。
「祭りに相撲、友人の死、敗戦の記憶、大震災。
 浮き世の様々な出来事を、武玉川から虚子、子規、万太郎他、
 古今の俳句をつうじて描く。
 笑いを織り込み権力を撃つ練達の筆に、私たちの生きる近年の
 世相が鮮やかに浮かぶ。」
 12月にこれが刊行となることは「図書」11月号で予告されていて、それを見た時に
拙ブログで話題にしたことがありました。これの元は、「みすず」表紙裏で連載が
続いている「賛々語々」であります。「みすず」からまとまるのかなと思っていまし
たら、思いがけずで岩波新書入りとなりました。こういっては「みすず書房」には
悪いのですが、岩波新書に入ったほうが、多くの読者を獲得しそうでありまして、
当方は大喜びです。こちらは本体820円ですから、気安く知り合いに宣伝をすること
ができます。
 雑誌で連載されていたときに、かなり目にしてはいるのですが、きちんと綴っては
いないので、このように一冊にまとまるのを機に、頭から読んでみることといたしま
しょう。
 残念なのは、当方の住む町に岩波新書新刊をいれる本屋さんがなくなっていること
で、市内のどこかの書店に注文して手にしなくてはいけないことです。こういうルート
で入手するとしたら、当方が手にできるのは何時のことになるでしょう。あせらないで
ゆっくりと待つことといたしましょう。