本日の新聞読書欄「旅する文学」(斎藤美奈子さんによる選書)は「富山県」を
舞台とする作品をセレクトです。
当方のところは父方、母方のどちらもが明治に入って富山県から北海道に渡っ
てきておりまして、富山の話題というと親しいものを感じるのでありますね。
当方が富山に行ったのはニ度だけでありまして、一度は立山から黒部というルート
でありまして、もう一度は先祖が住んでいたところを訪問して、墓参したのでありま
すね。その時はお天気がよろしくなくて立山連峰を見ることができずでした。
次に訪問した時には、なんとか立山連峰を見たいものと思って計画をしているの
ですが、その機会は訪れるかです。
たしか前回の訪問時には、JRのフルムーンパスを利用して行ったのです。あの
パスはほんとありがたいものでありました。あれで九州をめぐったり、新幹線を乗り
ついで北海道から関西まで行ったりしたのでした。
そのようにありがたいフルムーンパスでありますが、残念なことに販売がなくなっ
てしまって、長距離の鉄道乗り継ぎの旅がなかなか行きづらくなっています。
さて、富山へと行くとしたら、どうしていきましょうです。
本日の斎藤美奈子さんの文章には、次のようにありです。
「蜃気楼だけではない。うしろは急峻な立山連峰。前は深い富山湾。海と山が近い
地形は、富山県に心を奪う独特の景観をもたらした。」
「蜃気楼」とあるのは、最初に斎藤さんがあげている本が乱歩の「押絵と旅する
男」だからですね。この小説は「蜃気楼」からはじまるとのこと。この小説は読んで
いるはずですが、まるで覚えておりません。
この次にあがっているのは柏原兵三「長い道」でして、これは読みましたし、この
場で話題にもしておりました。
vzf12576.hatenablog.com 斎藤美奈子さんがあげている小説で、当方が読んだものがあと一冊ありました。
絲山さん2022年の作品で、「逃亡くそたわけ」の続編となるもの。前作から
舞台を移して富山での話となります。図書館から借りて読みましたが、そのうち
文庫になりましょうから、その時に再読ですね。