本を探していたら

 昨日に内田洋子さんの本を探していましたら、読みかけでほってあった本に

あたりました。探している本は見つからなかったのでありますが、あとすこしで

読み終わるこの本を週末用にと引っ張りだしてくることにです。

 お正月に向けて居間に積まれていた本を、とりあえずダンボール箱に詰めて

他の部屋に移したのですが、その時にそこに積まれていた箱を押入れへと押し

込んだこともあって、なにがどこかわからなくなっています。週末にお天気が

良くて、あったかでありましたら、段ボール箱のなかをあさってみなくてはです。

 そんなわけで、中途でとまったままの本を読みつぐことにしましょう。

その本は、内澤旬子さんの「飼い喰い 三匹の豚とわたし」であります。当方が

手にしているのは、岩波書店の元版となります。

 内澤さんは、とにかく自分で体験してみるということで、「世界屠畜紀行」をルポ

したあとは、豚を飼って、それを自分で食べるということをテーマにしての1年間の

記録です。

 この町でも養豚場はあって、スーパーに行きますと地元で育成したことを表示し

た豚が販売されているのですが、当方はその育成の場所を見学したこともなくて、

販売されている豚肉は、どういう過程を経て、店頭にならんでいるか知っておりま

せん。 

 当方は買うことはないのですが、「三元豚」と表示の肉もあって、これってどうい

う種類なのかなと思っていましたら、この本にはそれの説明がありました。

三元豚は、雑種豚とも経済豚とも言われている。三種類の品種をかけ合わせた

雑種だ。三種類をどうやって掛け合わせるのかと思ったら、まず二種類の品種を

掛け合わせて雑種第一代、F1を作り、そこに三種類目の豚を掛け合わせるのだ。

ニ手間かかる。」

 三元豚というのは、そういうことであったのかです。じゃ何を掛け合わせている

のかですが、内澤さんが飼育している三元豚は、次の組み合わせとありました。

 まずランドレース(L)と大ヨークシャー(W)をかけて、その子とデュロック

(D)をかけて、生まれた三元豚(頭文字を綴ってLWDだそうです)とのことです。

勉強になることです。

 このLWDというのは、かなり流通しているようですので、当方が店頭で目にす

るのもこれでありましょうか。

 当方が、いま読んでいるところは、あとすこしで屠畜場に出されるというところ

でありまして、この時に目指す体重にして、しかも病気にしないようにということ

で気遣いしながら世話をしています。生き物相手の暮らしというのは、ほんと

たいへんであります。

 その先には、食肉にしたものを、お仲間で食べることになるのですが、そこま

であとすこしであります。