そういうことであるか

 本日の新聞の文春文庫広告を見ておりましたら、今月の新刊がでていま

した。当方が好むものは、たいてい目につきにくいところに掲載でありますの

で、広告を下のほうから見ていくことになりです。

 そこに磯崎憲一郎さんの「日本蒙昧前史」を発見です。この小説は2020年

に発表されて、当方は図書館から借りて読むことができました。機会があれば

購入してもいいなと思って、それっきりでしたが、文庫になったら買わねばなら

ないですね。(そんなに値段も高くはないし)

 当方は、この年の収穫にこの本をあげたように思います。

vzf12576.hatenablog.com この小説がでてから3年が経過したのですが、「蒙昧」ということに関して

は、事態はさらに悪化しているのではないのでしょうか。

 磯崎さんは、この小説の第二部というのを「文學界」に連載していたので

ありますが、どうやら現在発売中の2024年1月号で、第二部は終わったよう

でありまして、このあと第二部は刊行されるのでありましょう。

 それもあっての文庫化なのですね。第二部を読むのは楽しみでありますが、

その前に文庫になったので、読んでおいてちょうだいねということですね。