連休後半に備えて

 本日は図書館から借りている本の返却日でありましたので、期限の来た

ものを持参して借り換えることにです。4冊のうちの一冊だけは予約が入って

いますということで、借りることができませんでした。新聞書評などで話題に

なっていたから、予約が入って当然の一冊でありますね。

 すこし図書館本も読まなくては、ただただ借りているだけとなってしまって

います。これなら読むことができるだろうと思って借りたものまで読めていな

いのですから、情けないことで。

 そうした一冊はが「KEIRIN」という本であります。読むと面白いはずなので

すが、ちょっと余裕がなしで読めていませんでした。明日からの連休には、まず

これをやっつけてしまわなくては。

 ちょっとこの本をのぞいただけでも、当方は競輪についてまるで何も知らない

ことを知らされます。

 たとえば、次のようなこと。

「競輪のユニフォームはどこまでも簡素に見えるが、・・下半身のレーサーパンツ

は、選手のランクを表している。パンツは六つのランクに色分けされており、

2018年の時点でのクラス分けは、上から順につぎのとおり。

S級S班(年にいちどのグランプリに出場する九人の超エリート選手)・・・ 

出場選手がどのランクに属しているのかわからない場合でも、レーサーパンツの

サイドで見分けることができる。」

 へえーそうなんだと思ったのは、一つにはレーサーパンツのサイドを見ると、

選手のランクがわかるということ、もう一つは年に一度の競輪グランプリは、

予選を戦ってファイナルを迎えるのではなく、その年の格付けでS級S班に属する

人9人が戦うレースであったということ。知らないことばかりで。

 当方が手にする本で競輪が話題になるものといえば、それは佐藤正午さんの

ものしかないのですが、正午さんの本を見ても、このような情報は得られないよ

うに思います。どちらかというと、ギャンブルとしての競輪を楽しむということで、

素人むけの有用な競輪入門のようなものはなしです。

 ということで、競輪素人が佐藤正午さんのものを読もうとしたら、競輪について

すこしは知識があったほうがいいのですよね。

「KEIRIN」の著者は、1996年から日本にすむ英国人ジャーナリストということも

あって、けっこう書きにくいことをさらっと書いていたりです。そうしたところを読む

のも、この本の楽しみであるのかもしれません。