Return to Sender

   当方が小学生の頃でありますので、60年くらい前のことになります。

エルヴィス・プレスリーが歌った曲が、日本でもカバーされてラジオやテレビ

から流れてきたものです。

 当方などもわけもわからずに「リターンツセンダ」と歌ったものですが、この

曲の邦題は「心が届かぬラブレター」というものでして、ラブレターが届かない

で戻ってきたというものであったのでしょう。

 これの日本語歌詞を調べてみようと思いましたら、すぐにでてきませんでした。

日本の歌い手さんがカバーしていたはずですから、ないことはないのに。

 ということで、「Return to Sender」であります。この言葉を実感したのは、

インターネットをやるようになり、eメールを送った時でありました。

間違えたアドレスで送信をしましたら、そのメールが戻ってきて、そこには

「Return to Sender」とあったのですね。おおこれが「リターンツセンダ」
であるかなと生きた英語の学習でした。
 このようなことを記しましたのは、先日に当方が発送しましたレターパック
が当方の手元に戻ってきたことによります。
今から80年ほど前に亡父に届いた書簡の綴を、発送してくれた方にお返しでき
ればと思って、20数年前の住所録を頼りにレターパックにして送ってみました。
戻ってこないので、うまく届いたかなと思いましたら、本日になって保管期限
が切れたので戻しますと、戻ってきました。
 転居先不明で戻って来たわけではないので、一縷ののぞみありで、こんどは
普通郵便にして送って見ようかしらんです。なにかの折に留守宅の見回りに
立ち寄った時に、郵便が届いているのを発見してくれるかもです。

届かなかったレターパック