ちょっと慌ただしくなっていることもありまして、手近にあります「本の雑誌」
から、本日も話題をいただくことにです。
「私のベスト3」ということで上がっている本をチェックしているのですが、
一番気になったのは、当方もこれまで話題にしたりしている次の本であります。
版元が星海社ということで、この本はどうすれば入手できるのかなと思っており
ましたら、Amazonでも販売しているということで、ちょっと拍子抜けしたこと
です。それでもAmazonに注文せずに入手するには、どうしたらいいかとしばし考
えることにです。
新本格ミステリには、ほとんど縁がない当方でありますが、中井英夫「虚無への
供物」好きということだけで、当方は宇山日出臣さんに興味が湧いているのです。
最初に話題にしているのは、2017年のことでありました。
へえーこんな人がいたのかと、この時に思いました。
vzf12576.hatenablog.com この本については、今年に新聞で紹介されていたので知ることになりです。
vzf12576.hatenablog.com この追悼文集には、どのような人が寄稿しているのかわかっていないのです
が、先日に図書館から借りた皆川博子さんのエッセイ集には、これへの寄稿文が
収録されていて、目にすることができました。
この本のことをベスト3にあげているのは佐々木敦さんでありまして、その
コメントには次のようにあります。
「『新本格ミステリ』の一大ブームを仕掛けた講談社の名物編集者の没後15年
に突然刊行された追悼文集は、読み物としても歴史的資料としても無類に面白い。
・・読み進めるうちにチャーミングかつ一筋縄でいかないキャラクターが鮮やか
に浮かびあがってくる。『新本格』以外の仕事を色々と知ることが出来たのもよ
かった。」
「一筋縄」でいかないとか、「以外の仕事」というのを目にしますと、すごく
読んでみたくなることです。
自分の好きな作家さんの作品を担当したいと思って出版社に転職というと、最
近では岩波書店の坂本政謙さんのことを思い浮かべることですが、やはり思いの
ようなものがなくては、編集者はうまくいかないということでありましょう。
ということで、宇山日出臣追悼集はどのように入手しようかしらんです。