そろそろ整理しなくちゃ 

 本日のネットニュースを見ていましたら、学生の就職したい放送局の

NO1に「テレビ東京」がなったとありました。どのような調査であるのか

はわかりませんが、どのようなものであれテレビ東京が一番人気というの

は、その昔には考えられないことであります。

 そういえば、当方が録画してみている番組にはこのチャンネルのものが

あることです。このブログを記しながらもながらでTVを見ているのですが、

「独居老人スタイル」のお勉強ともなる「家についていって」の放送時間

でありました。

 本日の見出しとした「そろそろ整理しなくちゃ」というのは、この番組

の冒頭にでていた76歳独居男性の口癖(?)であります。いつもの独居

男性というと古いアパートや借家に住んでいるイメージですが、本日はかっ

て農家であった広い実家に住む人で、家のなかは足の踏み場もないくらい

ものがあって、しかも撮りだめしたVTRとかカセットテープ、古新聞で一杯

でありました。

 いったいどのくらいのVTRテープがあるのかと思いましたが、テープの山

は東日本大地震で崩れたままになっていました。

このVTRテープの山を見て思いだしたのは、先月22日の新聞夕刊に掲載の

「番組録画 45年間の日課 1万本超のビデオテープ」という見出し記事で

す。この記事の方は、次のように話をしておられます。

「録画生活も、もう45年になりますか。ビデオテープは1万数千本、DVDも

入れたら数えきれません。よく『こんなに録って、全部みられるのか』と

聞かれますが、見られる訳ないです。なのになぜ録画するのかと問われた

ら、『日課だから』としか答えようがありません。私にとっては、水を飲

む、物を食べる、というのと同じで、ないと落ち着かないんですね。

90%は無意味です。でも、そのムダがないと、残りの10%が生きてこな

いのでしょうね。」

 このように話しているのは、片山杜秀さんでありまして、これだけ目にしま

すと、思わず「家についていっていいですか」といいたくなることです。