そういえば、先日のブックオフでは、これまで一冊も読んだことのない作家さんの
文庫本を購入しました。大阪にゆかりの作家で、かってはずいぶんと作品が流通して
いたのですが、最近はブックオフなどでもあまり眼にすることができないようです。
大阪の西成あたりを舞台にした作品を残していますので、それを読んでみようと
思ったものです。探したのは「西成山王ホテル」ですが、これは見つからず、次の
ものを入手です。
- 作者: 黒岩重吾
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1979/09
- メディア: 文庫
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と時間が経過しています。関西出身の作家で、関西に住んで創作を続けていた大物で
ありますが、さすがに最近は、ほとんど話題にならないようです。
西成に星野リゾートのホテルが建設されるといわれていますが、黒岩さんが描く西成
は、貧ではあっても聖なる地といわれていました。
その昔は釜が崎へといけば、なんとか生きていくことができるといわれたものです
が、星野などが進出してきたら、釜が崎、いまはあいりん地区が人々のセーフティ
ネットにはならないことでありますね。