花森安治装釘集成

 昨日にみずのわ出版から「花森安治装釘集成」が届きました。
花森安治さんへの尊敬が込められた労作です。本を制作された人たちがずいぶんと手
間と時間をかけた一冊となっています。これに掲載されているもので、当方の手元に
あるものを、すこしひっぱり出してこようと思っているのですが、これはいまだ準備
ができていません。
 これを届いて何がかわったかといえば、次の月初めに予定されている町内会の資源
回収にだそうと思っていた暮しの手帖社刊行の「からだの読本」1,2を、出すのを
よそうと決めたことでありましょうか。
 その昔、今のようにネットで調べることができなかった頃は「からだの読本」と
松田道雄「育児の百科」(こちらは岩波でした)が、まずはたよりでありました。
どちらも内容は40年近く前のもので、医学的なことでは、古くなっているのでしょう
が、本としてはいまだに健在であります。
「からだの読本」は辞書のように厚い本ですが、体調で何か気になることがある時に
は、すぐに手にして調べることを想定していますので、当然のこと、すこしくらい
乱暴に扱っても、本がバラバラにならないよう、それこそデザインだけではなく装釘
に気配りがなされています。
 そういえば、「暮しの手帖社」からでたあれこれの「料理本」も重宝して参考とし
たものですが、いまだにしっかりと本の形を保っています。当方が結婚した頃に購入
した本ですから、いずれもわが家で40年近くになります。