新聞の新刊広告をみておりましたら、次のものが眼にはいりました。
- 作者: 山田幸伯
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: 単行本
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貶を描く大作。」とありました。
それにしても、この時代に小島政二郎の大部の評伝とは、だれが読むのかという感じ
でありまして、書いたのはどのような方なのかなと興味をもちました。
著者 山田幸伯さんで検索をかけてみましたら、著名な「直木賞のすべて 余聞と
余分」というページに、そのものずばりのところがありました。
そのページは「小島政二郎〔選考委員〕VS 津田信〔候補者〕…まわりの人に煙たがら
れ、時流とマッチしていなくてもなお、一つ道を行く師弟。」というタイトルで、以
下のURLとなります。
( http://naokiaward.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/vs-de33.html#more )
このページを書かれている川口則弘さんによりますと、この山田幸伯さんは、
「アノ津田信さんのご子息、と言えばきっと、……って、そっちのほうがピンと来な
かったりして。」とありますので、直木賞の候補であった作家 津田信さんの息子さ
んなのですね。
2014年1月には、この本の元になった原稿(約1500枚)はできて、写しは川口さんの
手元にあり、それを読んだ上でページを書いているのですが、出版の見通しがないなか
での紹介になっていますので、そこそこていねいなものです。
くわしくは、この「直木賞のすべて 余聞と余分」をみていただくのが一番でありま
す。
この川口さんの最後のくだりは、次のもの。
「 って、これ、刊行される予定ないんですか? ナニ。惜しすぎるぞ、出版界。」
今回の白水社からの評伝刊行は、英断でありますね。図書館にリクエストして購入
してもらうことにしてみましょう。