やはり欠席でしたか

 昨日にネットを見ていましたら、芥川賞直木賞の贈呈式があって、直木賞を受けた
佐藤正午さんは、欠席されたとのことでした。
 直木賞は、岩波の編集者(坂本さんですね。)が代理で受けられたようで、挨拶も代
読されたようであります。主催側からすれば、受賞者は喜んで出席というのが一般であ
りますので、発表の時も、贈呈の時も欠席とは、主催者は苦虫をかんでいるでしょう。
 文春オンラインには、佐藤正午さんの作品が直木賞に決まってから電話インタビュー
をしたということで、それが掲載されていました。
この文春オンラインの見出しに「贈呈式の日は、佐世保で誕生日のお祝いをしてるか
も」とあるのですから、どうやら文春では、出席しないことを想定していたようであ
ります。
 直木賞が決まった時、発表会場との電話では、出席すると答えていたようでありま
すが、それを目にしたとき、当方はほんとかなと思ったことです。
 その文春オンラインから引用してみましょう。
 「(文春)会見で、贈呈式には出ますかという質問に「もちろんです」と答えられた
  ので、驚きました。2年前に山田風太郎賞を受賞された際は、授賞式は欠席されて
  いたので、今回もいらっしゃらないんじゃないかと思っていました。

 (佐藤)あんなめでたい場でミソを つけるような発言はできないなと思ったので、
  流れでそう言ってしまったという感じです。僕が贈呈式に出ると言っても、担当
  編集者はまるっきり信用してない様子でしたけど。
  今の時点ではもちろん出席するつもりです。ただ、何が起こるかわからないので…
  …。贈呈式の日がちょうど誕生日なんです。だから、こっちで誕生日のお祝いを
  してるかもしれません。」
 文春オンラインのこの記事の掲載日は、7月25日であります。本日になりまして、
これを見ましたならば、出席するとは思えないことで。
 今月にでた「オール読物」には、佐藤さんの受賞後にコメントと、選評が掲載され
ていることですから、これをのぞいてみることにしましょう。

オール讀物 2017年 09 月号

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