立ち読みした本

 本日12月10日は、冬の「青春18きっぷ」利用開始日となります。冬は寒いし、普通
列車の旅はどうもなと思っていましたが、ここしばらくはお天気がよさそうでありま
すし、来年には廃線が予定される路線もあることから、観光スポットもほとんど冬ご
もりしていることも承知で計画をねってみようかしらんです。
 そうなりますと必要なのは、時刻表でありますが、この地方のすぐれものは、次の
時刻表であります。

道内時刻表 2015年 12月号 [雑誌]

道内時刻表 2015年 12月号 [雑誌]

 北海道に特化した「時刻表」でありまして、これにはJR・航空・フェリー・バスが
掲載されています。表紙には、赤字で「冬の『青春18きっぷ』」発売とすりこまれて
います。これは何か小特集でもあるのかと期待してみましたら、そのようなことはあ
りませんでした。
 普通列車の旅に、この時刻表はかかせません。これを購入し、列車の接続を確認す
るのでありますが、一箇所20数キロほど普通列車でつながらないところがあります。
ここはどのようにのりきりましょうか。これも青春18きっぷの楽しみであります。
 とここからが、本日、立ち読みした本であります。 高橋一清さんの本は、前にでた「編集者魂」を読んで楽しみました。
編集者魂―私の出会った芥川賞・直木賞作家たち (集英社文庫)

編集者魂―私の出会った芥川賞・直木賞作家たち (集英社文庫)

 楽しんだのは、担当編集者高橋さんと阪田寛夫さんの関わりについてのところで
ありました。ぱらぱらと見たのですが、この限りでは「あなたも作家になれる」とい
う副題(元版は、こちらが書名でした。)のほうが前面にでた感じで、作家になる
つもりがまったくない当方には縁がないかと思いました。もちろん、それだけでは
ないのですがね。
 あと一冊は「ネットと愛国」の文庫本でありました。
ネットと愛国 (講談社+α文庫)

ネットと愛国 (講談社+α文庫)

 一時期とくらべると公然とヘイトスピーチをする勢力は、力をなくしているように
みえますが、たぶんそんなことはなくて、スピーチこそしないがヘイトを増幅させて
いるのでしょう。
 アルカイダビン・ラディンがいなくなったら消滅するかと思っていたら、そんな
ことはなく、イスラミック・ステート(イスラム国)についても空爆で殲滅すること
ができると思っているひとは、ほとんどいないでしょう。その他に有力な方法は
ないのかもしれませんが、空爆している地域に、誰もいなくなったとしても、テロを
なくすことができるとは思えないことです。
 フランスでは、地方議会で極右勢力といわれた政党が、第一党になったとのことで
す。この国においても、けっして余所ごととは思えないことであります。