先日に大きな本屋へといきましたときに、これまで購入することができていなかっ
た次の本を確保です。
- 作者: 小熊英二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/06/20
- メディア: 新書
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すればよろしいのでしょうが、購入してもすぐに読むことができるわけではないので
そのうちと思っているうちに、入手まで半年近くもかかってしまいました。
どうしてこの本を読んでみようかと思ったかというと、これは語るにおちるであり
まして、次の理由です。
・ 描かれている著者の父親が北海道生まれであること
・ その父親が敗戦後にシベリア抑留となったこと
・ この父親の生年が、当方の父親のものに近いこと
著者の父親は、訳あって小学校にはいったばかりで、祖父のいる東京に送られたと
ありました。小学校を終えるくらいまで北海道にお住まいだったのかなと思っていま
したので、これはすこし残念。従って、父親に関しての北海道での話題は、ほとんど
ありませんでした。
「佐呂間は大きな産業もなく、産業組合をはじめ事務職も限られる。地元に残るなら
農民になるか牧畜をやる者が多かったが、それよりは東京に送り出したほうがよいと
いう判断があったようだ。」
佐呂間というのは、父親が生まれたまちでありますが、それから90年ほどたっても
あまり、状況はかわっていないかもしれません。小熊さんが書いていませんが、佐呂
間といえば、海の幸も豊富でありまして、いまでしたらホタテ漁に従事というのも
ありでしょうか。
この本を購入したときには、いつもでしたらつけてもらわない書店カバーをお願い
しました。「『ちびまる子ちゃん』のものですが、よろしいですか」と聞かれたの
ですが、むしろ望むところであります。「まる子ちゃん」の学友たちが本を開いて
いる様子が描かれているのですが、山根君は「強くなる胃腸」を、みぎわさんは
「いとしのおうじさま」という本を手にしています。
それじゃ「ちびまる子ちゃん」は、ねころんでなにを読んでいるのかといえば、
これは床に本がおかれていて、ひらいたページはこまわりがされていますが、これは
コミックではないようです。