月がかわって

 昨年までは大型連休とはいっても、ウィークディは仕事をしておりまして、昨年の
今頃は大型連休とはどこの話という感じでありました。今年は仕事をやめたせいもあ
りまして、超大型連休の日々であります。
 毎日が休みになりますと曜日の感覚とか、月が変わったりというするのに鈍くなっ
てしまいます。普通に暮らしていてもそうなのでありますからして、刑務所の独房な
どに収監されていたら、これは相当に大変でありますね。
 それはさて、月が変わりそう、または変わったぞというのは、出版社からのPR誌
が教えてくれます。「ちくま」が届くのは毎月25日くらいで、これが届くとそろそろ
この月も終わりと感じ、月があけるかどうかで「図書」「波」が届きます。
今月は、大型連休のせいでしょうか、いつもの月よりもすこし早くPR誌は出そろっ
たようであります。
 なかなか目を通すにはいたっておりませんが、取り急ぎで目にして楽しんだ文章に
ついてであります。
 まず一番は、内澤旬子さんの「流れるままに島に着き」第8回です。
 内澤さんは東京を離れて小豆島に移住したのでありますが、それについて記して
いるものです。今回は、引っ越し業者さんを決めるあれこれについてです。
それにしても、東京から小豆島に引っ越しをするなんてことは、そうそうないで
しょうが、業者選びをどうするかについて、参考になることであります。
これは小豆島に限らずで、沖縄八重山諸島へと引っ越すときにも頼りになる業者さん
がいることがわかりました。「引越 離島」と検索しますと、そのユニークな業者さ
んにヒットしたのだそうです。この業者さんとあって、内澤さんは本を書きませんか
と誘うのですが、ほんと離島、引っ越しを売りにした業者さんが出会った客の話など
は、小説よりも面白そうでありますね。