文春文庫新刊

 本日は文春文庫の新刊を二冊購入です。

 当方にとって文春文庫ひさしぶりのヒットであります。この前、文春の新刊を購入
したのはいつであったろうかであります。ノートにつけているメモを見てみました
がすぐにはわかりませんでした。
 小林信彦さんのものは、週刊文春に連載のエッセイをまとめたものですが、今回の
は2011年のもので、これがどのような年であったかは、記憶に新しいところです。
単行本となったときのタイトルは「非常時代の中の愉しみ」であります。
小林さんの本は、単行本と文庫本ではタイトルが変わることがままありますので注意が
必要です。
 小林さんには「時代観察者の冒険」という本がありますが、文春連載の定点観測
コラムは、すでに15年を超えています。この15年間はどういう時であったのかという
ことは、文春文庫「人生は五十一から」とこの「本音を申せば」にまとまっています。
 当方は週刊文春を毎週見てチェックする習慣がなく、単行本も手にしていませんの
で、小林さんのコラムを拝見するのは、いつも書かれてから3年ほどたって文庫化さ
れてからのことになります。
 丸谷才一さんの「腹を抱へて」には、「エッセイ傑作選1」とあります。1とある
からには続きもあるのかと思いましたら、全二巻だそうです。
文春文庫からでるものですから、これまでの文春文庫にはいったものからの傑作選か
と思いましたら、さにあらずで、これまで全エッセイからの選となっていました。